美容コラム
ニキビ跡の色素沈着を消したい!色素沈着の原因と治療方法を紹介
悪化したニキビを特にケアせず放置したり、ニキビをつぶしたりすると、色素沈着や凹凸などのニキビ跡が残ることがあります。ニキビ跡はニキビとは異なり、一時的なものではありません。傷付いたお肌は完璧に修復がすることができない上、ニキビ跡は比較的目立ちやすいため、「毎日ニキビ跡を見ては落ち込んでいる」という方も多いでしょう。
そこで今回は、ニキビ跡が色素沈着を起こす原因から、色素沈着を防ぐ方法、さらに色素沈着としてニキビ跡が残ってしまった場合の治療方法まで徹底的に解説します。「ニキビ跡の色素沈着を消したい・改善したい」という方は、ぜひ参考にしてください。
1.ニキビ跡が色素沈着を起こす原因
そもそもニキビ跡が残る理由は、真皮層や皮下組織に大きなダメージを与えてしまうためです。人間のお肌は、表皮・真皮・皮下組織に分かれており、バリア機能が低下した状態でニキビや炎症が起きると細菌が繁殖しやすくなります。
ここで適切なケアを行わず炎症を放置していると、修復の難しいダメージが皮下組織まで及んでしまいます。皮下組織が大きなダメージを受けることによって、ニキビ跡が残ってしまうのです。
また、ニキビ跡の代表的な種類の一つに「色素沈着」があります。色素沈着が起こる理由は、主にメラニンの生成です。炎症性ニキビが長期間続くと、メラノサイトが活性化し、メラニンを大量に生成するようになります。ニキビ部分はターンオーバーが乱れやすく、生成したメラニンをスムーズに排出することができません。古い角質やメラニンが残ると、やがて色素が沈着してニキビ跡と化してしまいます。
なお、色素沈着によるニキビ跡は茶色いシミのような状態となっていることが特徴です。
2.ニキビ跡の色素沈着を防ぐためには?
色素沈着によるニキビ跡を防ぐためには、日ごろの生活習慣を変える必要があります。
色素沈着によるニキビ跡を防ぐための方法5つ |
---|
|
ここからは、上記の方法をそれぞれより詳しく解説します。
2-1.ニキビができにくい生活に変える
色素沈着によるニキビ跡を防ぐためには、そもそもニキビを作らないことが最も重要です。色素沈着によるニキビ跡だけでなく日々のニキビにも悩んでいる方は、食事・運動・睡眠を一度見直して、ニキビができにくい生活に変えましょう。
ニキビ・色素沈着によるニキビ跡を防ぐためには、ビタミンCが豊富に含まれた食材を摂取することが重要です。ビタミンCは、メラニンの生成を抑制する働きを持っており、美白ケア・美白治療において最も代表的な成分となっています。
また、適度な運動によってターンオーバーは促進されます。汗をかくことで皮脂や老廃物の排出も助けるため、ニキビ対策にも効果的です。また、適度な運動は十分な睡眠のサポートもします。睡眠不足とストレスは密接な関係にありますが、どちらも美肌にとって大敵の存在です。規則正しい生活リズムや質の高い睡眠は、ニキビの代表的な予防方法とも言えるでしょう。
2-2.白ニキビの段階で早めにケアする
ニキビは、症状によっていくつかの種類に分けられます。その中でも、最も初期の状態である白ニキビは、なるべく早い段階で対処することでニキビ跡を防ぐことが可能です。
毛穴の奥に皮脂がたまることによって発生する白ニキビは、痛みやかゆみを伴わないことが多いものの、無理に触るなどして症状が悪化した場合はさらに治りが遅くなったり、クレーター状のニキビ跡が残る可能性があるため注意してください。
白ニキビができたときは、優しく、かつしっかり洗顔を行い、十分な保湿ケアをすることが重要です。また洗顔のしすぎもかえって悪影響を及ぼす可能性もあるため、洗顔料は夜だけ使用するなど注意しておきましょう。
2-3.日焼け止めで紫外線対策をする
色素沈着によるニキビ跡は、メラノサイトが活性化してメラニンが大量に生成されることにより残ってしまいます。
お肌に紫外線による強い刺激やダメージを受けたときも同様、メラニンが過剰分泌されます。さらに、紫外線もターンオーバーの乱れを引き起こす要因ともなってしまいます。そのため、色素沈着によるニキビ跡を予防するために、紫外線対策は必須です。
紫外線を対策するためには、日焼け止めクリームを欠かさず塗ったり、炎症が起こった場合はすぐに冷やしたり、抗炎症作用のある薬・スキンケアを使用したりして、さまざまな方面から予防しましょう。
2-4.ニキビをこすったりつぶしたりしない
洗顔やクレンジングの歳、お肌の奥までしっかり浸透させるべく、強い力を加えてお肌をこする方もいます。中には、邪魔だと感じたニキビを指で無理につぶす方もいますが、これらのやり方はすべてお肌にとって非常に良くない行為です。
ニキビをこすったりつぶしたりすると、ニキビのあった部分やその周辺の皮膚に大きなダメージを与えることとなります。傷付いた皮膚からさらに細菌などが入り込み、ニキビを悪化させるだけでなくニキビ跡を発生させる原因にもなりかねません。
しかし、洗顔・クレンジング・スキンケアを行うにあたり、ニキビのある部分を一切触らないことも困難です。洗顔・クレンジング・スキンケアのときは、力をいれずに手のひらや指の腹を使って優しく触れましょう。
2-5.美白用のスキンケア化粧品を使う
色素沈着によるニキビ跡を防ぐためには、美白効果のあるスキンケア化粧品を使用することも効果的です。化粧水・乳液のほか、クレンジングや洗顔料もこだわりましょう。色素沈着による茶色いニキビ跡の予防におすすめのスキンケア化粧品は、「ビタミンC」「プラセンタ」「トラネキサム酸」などの美白有効成分が入ったものです。
ビタミンCは前述の通り、メラニンの生成を抑制する働きを持っています。さらに毛穴を引き締めたり、皮脂を抑えたりすることも期待できるでしょう。プラセンタはターンオーバーの向上が期待でき、メラニンの生成抑制や肌のハリを維持することにもつながります。トラネキサム酸も代表的な美白有効成分で、メラノサイトの活性化・メラニンの生成を抑えることが期待できます。
ただし、スキンケア化粧品は肌質や肌状態によって合う・合わないも大きく異なるため、美白有効成分以外の成分も十分把握した上で、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
3.ニキビ跡が色素沈着した場合の治療方法
色素沈着によるニキビ跡が発生した場合は、セルフケアで治すことができません。一度傷付いたお肌を修復させるためには、病院での治療を受けることがおすすめです。
サクラアズクリニックでは、色素沈着によるニキビ跡の治療法として下記の治療を行っています。
●ピコレーザー
ピコレーザーは、シミやくすみなど、メラニンの生成により起きた肌トラブルに適したトーニング・レーザー治療を、さらに進化させた治療方法です。照射部分の周囲にダメージを与えず、ダウンタイムも最小限に抑えられる点が魅力と言えます。
●イントラセル
イントラセルは、針先から高周波を発生させられる49本の超極細針を挿入し、真皮層に刺激を加えてコラーゲン・エラスチンを増やすという治療方法です。挿入の深さやパワーは細かく設定でき、一人ひとりのお悩みに合った治療を行えます。
●ダーマペン
ダーマペンは、お肌の表面に10本以上のマイクロ針で穴を開けて、皮膚そのものが持つ治癒能力を活性化させ、肌の内側からコラーゲンを増やすという治療方法です。目元や鼻など細かい範囲にも対応できます。
●ピーリング
ピーリングは、お肌に優しいピーリング剤を皮膚表面に塗布し、古くなった角質を除去させて新たなお肌の再生を促すという治療方法です。塗布するピーリング剤によって、ピーリング治療の感じられる効果は異なります。
●フラクショナルCO2レーザー
フラクショナルCO2レーザーは、炭酸ガスレーザーを照射して皮膚の再生能力を活性化させ、新たなお肌の再生を促すという治療方法です。治療中の痛みは比較的少なく、目元や唇などの細かい範囲にも対応できます。
●イオン導入・超音波導入
イオン導入・超音波導入は、ビタミンCやビタミンAなどの成分を配合した薬剤を皮膚表面に塗布し、微弱な超音波・電流を流して深部まで浸透させるという導入治療です。他の治療方法に比べてダウンタイムが少なく簡潔なメニューである反面、効果を感じられやすい治療ではない点に注意が必要です。
このように、サクラアズクリニックでは色素沈着によるニキビ跡を薄くするためのさまざまな治療を行っています。色素沈着によるニキビ跡だけでなくその他のニキビ跡や、ニキビそのものにお悩みの方は、ぜひサクラアズクリニックに一度ご相談ください。
まとめ
そもそもニキビ跡が残る理由は、「炎症性ニキビの放置による皮膚深部へのダメージ」です。ニキビができた箇所はターンオーバーが乱れ、生成されたメラニンをスムーズに排出することができません。古い角質や排出されなかったメラニンはやがて色素沈着し、茶色いニキビ跡となってしまいます。
色素沈着によるニキビ跡を防ぐためには、ニキビの予防や初期段階での適切なケアはもちろん、日々紫外線対策をしたり生活習慣を整えたりしなければなりません。
できてしまった色素沈着によるニキビ跡を目立たなくするためには、美容クリニック・美容皮膚科での治療が最もおすすめです。サクラアズクリニックでは、ニキビ跡を含む肌悩みに適した治療メニューを提供しています。ここまでの内容を参考に、お肌のトラブルにお悩みの方はぜひサクラアズクリニックにお越しください。