美容コラム
目の下のたるみがひどい!目の下がたるむ原因と改善方法
加齢に伴い、筋力が衰え皮膚がたるむということはよくあるケースです。
目の下のたるみは目立ちやすく、見た目の印象にも大きく影響します。目元は人とコミュニケーションを図る際に最も見られるポイントであるため、気になっている方も多いでしょう。
実は、目の下のたるみは加齢だけが原因ではありません。原因にあわせた方法で予防・改善しなければ、根本的なたるみ改善とならないでしょう。
そこで今回は、目の下のたるみがひどくなる原因から改善方法までを詳しく解説します。目の下のたるみの原因を知り、適切な改善方法が知りたいという方は、ぜひ参考にしてください。
✓目の下のたるみの原因
✓目の下のたるみが与える印象
✓目の下のたるみがひどい場合の改善方法
1.目の下にあるひどい「たるみ」とは?
ふと鏡を見たときに、「目の下がたるんでいる」と感じたことがある人は多くいるのではないでしょうか。
そもそも目の下のたるみとは、眼窩脂肪という目周りの脂肪組織が突出し、下がることにより起こるものです。
眼窩脂肪は眼球を守るクッションのような役割があり、若いころは眼輪筋によって支えられていますが、歳を重ねるとこの筋肉が衰えていくため、しまわれていた脂肪が前にでてきてしまうのです。
もともと涙袋が大きい人は目がたるみやすいと言われていますが、実際は涙袋がたるんでいるのではなく、涙袋のさらに下にある「目袋」がふくらむことで、目の下にひどいたるみが生じてしまいます。
眼窩脂肪は涙袋の真下に突出してくるので、同じようなふくらみが並んでしまい涙袋が目立たなくなったり、かなりポッコリと突出している場合はふくらみに影が落ち、黒クマのように見える場合もあります。
また目の下のたるみにもさまざまな種類が存在しており、目の下がふくらんで垂れ下がるタイプや、八の字型にへこむ・食い込むタイプなどがあります。
では実際に目の下にたるみが生じるとどのような印象を受けるのでしょうか。次から見ていきましょう。
2.目の下のたるみが与える印象の違い
目の下にたるみがあるとどのような顔に見えてしまうのでしょうか。
上の画像は女性が二人並んでいますが、右側(背景グレー)の女性の方が老けて見えませんか?
実は左側(背景白)の女性の目の下に薄い線を1本追加したのが右側(背景グレー)のイラストです。
このように目の下にたるみがあるだけで、実年齢より10歳以上も老けて見られてしまうことがあるのです。
さらに老け顔に見えるだけでなく、疲れていそう、機嫌が悪そう、不愛想に見えるなど意図せずマイナスイメージを与えてしまう場合もあります。
また眼窩脂肪がふくらむことで涙袋が目立たなくなり、消えたように見えるため顔の印象を大きく変えてしまう可能性も考えられるでしょう。
元々涙袋がぷっくりある柔らかい顔から涙袋がなくなることで、よりシャープな目元に見えて普段よりキツそうな印象を受けるなんてことも。
目の下のたるみは自然と戻ることはなく、むしろ悪化していくので早めの対処が大切ですね。
そのためにまずは、たるむ原因について詳しく見ていきましょう。
3.目の下のたるみがひどい原因
目の下のたるみは、決して加齢だけが原因ではありません。まだまだ若いと言われる世代でも、何らかの原因により目の下がたるんでしまう可能性は十分にあるでしょう。
目の下のたるみがひどくなる原因には、主に下記が挙げられます。
- ・加齢によって眼輪筋が衰えている
- ・目元の肌のハリ・弾力が不足している
- ・顔の骨格により目立っている
- ・日々の生活習慣が影響している
ここからは、それぞれの原因をさらに詳しく解説します。
3-1.加齢によって眼輪筋が衰えている
目の周りには、眼窩脂肪を支える役割を持った眼輪筋という筋肉があります。
眼輪筋の筋力が加齢により衰えると、眼窩脂肪やまぶた、目の下の皮膚を支えることができなくなり、結果として目の下のたるみが発生してしまいます。
加齢による眼輪筋の衰えは、緩やかであることが特徴です。そのため、毎日鏡を見て自分の顔に見慣れていると、少しのたるみに気付くことが難しい可能性があります。
自分の目でやっと気付いたときには、ひどいたるみとなっているケースも珍しくありません。
3-2.目元の肌のハリ・弾力が不足している
目元の肌のハリ・弾力の不足も、目の下のたるみの原因です。肌のハリ・弾力が不足することも、加齢が一番の根本的な原因と言えるでしょう。
目元の肌は皮膚が薄いことが特徴ですが、コラーゲンやヒアルロン酸は少なからず存在します。
加齢によって皮膚内にあるコラーゲンやヒアルロン酸が減少すれば、肌のハリ・弾力が失われ、結果として目の下のたるみが目立ってしまいます。
加齢だけでなく、紫外線や乾燥による潤い不足も原因として考えられます。
目元の皮膚のような薄くてデリケートな部分はダメージを受けやすいため、外出時の紫外線対策や保湿ケアは徹底的に行いましょう。
また、肌のハリ・弾力の不足による目の下のたるみは、ふくらむのではなくへこみやすいことが特徴です。
中にはたるみだけでなく、クマのような症状があらわれる人もいるでしょう。
3-3.顔の骨格により目立っている
目の下のたるみは加齢によるものだけではないと前述しましたが、若い方で目の下にたるみがある方はこちらに当てはまる場合が多いです。
遺伝など生まれつきの骨格の関係上、目の下のたるみが目立ってしまうケースです。
眼窩脂肪の量も個人差があるため、生まれつき眼窩脂肪が多い方は突出しやすくなり、目の下がたるみやすいと言えるでしょう。
また、骨格的に頬の高さが低めかつ脂肪が少ない方は、どうしても眼窩脂肪が目立ちやすくなってしまいます。
遺伝的要因で目の下のたるみに悩んでいる場合、脂肪除去や注入などの美容医療で解消することができます。
3-4.日々の生活習慣が影響している
目の下のたるみは、加齢だけが原因ではないと前述しました。加齢以外の原因には、主に生活習慣が挙げられます。
下記は、目の下のたるみにつながりやすい代表的な悪習慣です。
- ・パソコン・スマートフォンを長時間使用する
- ・睡眠不足気味となっている
- ・目をこする癖がある
目を酷使することによる疲労は、たるみに大きく影響します。
パソコンやスマートフォンなどのデバイスの長時間使用は、画面を注視することでまばたきの回数が減り、眼輪筋が衰えやすくなります。
特に現代人に必需品のスマートフォンは画面が小さく、視線を動かさなくても全体が見えることで、さらにまばたきの回数が減ります。
移動中はなるべく外の景色に目をやる、毎日決められた時間に見るようにするなどのルールをつくり、目を休める時間を確保しましょう。
また睡眠不足により生じるクマも、たるみを引き起こす可能性があるため、十分な睡眠をとるようにしましょう。
そして目をこする癖がある人も要注意です。
目元の皮膚は薄いため、強くこすり続けることで皮膚が伸びてしまい、結果として目の下のたるみがひどくなる可能性があります。
さらに皮膚が薄い部分は色素沈着を起こしやすいため、茶クマをつくる原因などにもつながります。
洗顔やアイメイクを落とす際もなるべく優しく、皮膚に刺激を与えないように注意しましょう。
4.目の下のたるみがひどい場合の改善方法
目の下のたるみは、日々の生活習慣である程度予防することが可能です。
また、すでにひどいたるみとなっている場合も、日々何らかの方法を行うことにより目立たせなくすることもできます。
最後に、目の下のたるみがひどい場合に行える改善方法を3つ紹介します。
4-1.眼輪筋の筋力をエクササイズで鍛える
前述の通り目の下のたるみは、眼輪筋の筋力が低下することで発生します。そのため、眼輪筋の筋力を鍛えるエクササイズが最も有効な方法と言えるでしょう。下記は、眼輪筋の筋力を鍛えられるエクササイズの方法です。
眼輪筋のエクササイズ方法・流れ | |
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(1) | 人差し指を使って、上まぶたの中心を眉下まで引き上げておさえる |
(2) | そのまま10秒間ほど目を閉じる |
(3) | 下まぶたに力を入れ、さらに10秒間キープする |
(4) | 下まぶたをゆっくり下げる |
(5) | (1)~(4)の工程を、両目5回ずつ行う |
上記のエクササイズは、毎日行いましょう。
強い力を入れるとかえってまぶたに物理的刺激を与えてしまうこととなるため、力加減に気を付けてください。
またエクササイズを行う際は、皮膚に強い刺激を与えないようアイクリームを塗ったり、あらかじめホットタオルを使って目元の血流を良くしておいたりすることもポイントです。
4-2.目元の肌をしっかりと保湿する
目元の肌の水分量が減少し乾燥した状態だと、コラーゲンやヒアルロン酸が減少しやすく、肌の老化スピードをさらに加速させてしまいます。
そのため、日々保湿をメインとした丁寧なスキンケアを行い、肌の調子を整えましょう。
皮膚の薄い目元の肌には、保湿効果の高いコラーゲンやヒアルロン酸の成分を含んだ化粧品がおすすめです。
肌の保湿は、化粧水や乳液のほか、目元専用のアイクリームも有効です。
現在ではさまざまな有効成分の配合された化粧品が販売されており、合う・合わないは人によっても大きく異なるため、自分に合ったものを見つけることが大切と言えるでしょう。
4-3.顔のむくみを取る
顔がむくんだ状態が続くと、皮膚が常に引っ張られて伸びてしまうことでたるみにつながります。
そのため、なるべくむくまない、またはむくみを長引かせないように正しい生活習慣を心がけることが重要です。
むくみの原因は様々ですが、まずはしっかりと睡眠をとることが基本です。これはどんな症状にも言えますね。
睡眠不足はホルモンバランスの乱れや血行不良の原因となり、むくみを引き起こすだけでなく目の下にクマもつくります。
身体を冷やすこともむくむ原因となるので、お風呂の後はなるべく早く寝室に向かいましょう。
塩分、アルコール、水分も摂りすぎには注意が必要です。
4-4.美容クリニックのたるみ治療を受ける
眼輪筋のエクササイズや目元の肌の保湿は、目の下のたるみをある程度改善させることが可能であるものの、どちらかと言えば予防策に適した方法です。
忙しい日々の中、目元マッサージや保湿を欠かさず毎日行うことも、相当の努力が伴います。
ひどくなってしまった目の下のたるみをしっかり目立たせなくするためには、美容クリニック・美容皮膚科のたるみ治療が最も手っ取り早い方法と言えるでしょう。
大阪府・福岡県にそれぞれあるサクラアズクリニックでは、目の下のたるみ治療として、下記3つのたるみ治療を行っています。
〇切らないくま・ふくらみ・たるみ取り
目の下にできるたるみの一番の原因となる眼窩脂肪を取り除き、くま・ふくらみ・たるみを目立たせなくする治療です。
切開する必要がないため、手術跡は目立ちません。治療当日は施術部分から少量の出血が起こりやすく、数日間はやや目元に違和感を感じる点に注意が必要です。
〇ハイフ
高密度焦点式超音波である「HIFU(ハイフ)」を気になる部位に照射し、肌を引き締めてたるみを目立たせなくする治療です。
ハイフも切らない治療となるため、手術跡は目立ちません。熱を与えるためやけどのリスクがあったり、数日間は腫れや赤みが出る点に注意が必要です。
〇サーマクールEYE
レーザー治療で使用する機器よりも高い周波のサーマクールで、肌の表面を傷付けずに皮下組織を引き締めて、たるみを目立たせなくする治療です。
目元の専用チップを使用するため、安全に治療を受けられます。治療後は数時間から1日間は赤みが出たり、強い日差しを避けなければならなかったりする点に注意が必要です。
どの治療法が適切なのかは、人によって異なります。目の下のたるみが気になっている人は、ぜひ一度サクラアズクリニックにカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
まとめ
目の下のたるみは、加齢による眼輪筋の衰え・肌のハリや弾力の不足・生活習慣の悪影響が原因で症状が起きたり、ひどくなったりすることが特徴です。
たるみをなるべく予防したいという場合や、目の下のたるみがひどい場合は、日々眼輪筋のエクササイズを行い、睡眠不足やストレスを避けましょう。
しかし、日々の生活習慣を変えただけで、目の下のたるみが解消されるわけではありません。
手っ取り早くたるみを目立たせなくするためには、美容クリニックでのたるみ治療が最も有効と言えるでしょう。
サクラアズクリニックでは、一人ひとりに合わせた目の下のたるみ治療を行っています。
どの方法が適切なのかはその人のお悩みや状況によっても大きく異なるため、まずはぜひサクラアズクリニックにご相談ください。