美容コラム
VIOを自己処理するメリット・デメリットから正しい手順・コツまで
最近は、身だしなみのひとつとして、VIOを自己処理する人が増えています。しかし「アンダーヘアをきれいに剃れない」「VIOの正しい自己処理の方法がわからない」と、悩んでいる人もいるでしょう。
当記事では、VIOを自己処理するメリット・デメリットから、VIOを自己処理する際の正しい手順・コツまで、わかりやすく解説しています。デリケートゾーンであるVIOケアを自分で行うことが難しいときは、医療脱毛を検討するとよいでしょう。
VIOを自己処理したい人は、ぜひ最後まで目を通してください。
1.VIOを自己処理するメリット・デメリット
「エステサロンで脱毛する時間がない」「ちょっとだけアンダーヘアを整えたい」など、自分でVIOの処理を考えている人は少なくありません。市販されている脱毛器・電動シェーバーや除毛クリームを使う人もいますが、多くの人はT字カミソリなどを使ってVIOラインを処理します。
VIOを自己処理するメリットは、下記が挙げられます。
VIOを自己処理するメリット
・デリケートゾーンを清潔な状態に保てる
VIOのアンダーヘアを処理することで、生理の経血や排せつ物が付着しにくくなるため、デリケートゾーンを清潔な状態に保つことができます。
・デリケートゾーンが蒸れにくくなる
アンダーヘアが蒸れの原因となることもあるため、VIOの自己処理でアンダーヘアが減れば、デリケートゾーンが蒸れにくくなります。
・低コストで脱毛できる
自己処理でかかる費用はカミソリ代などで済むため、エステサロンの脱毛と比べるとかなり費用を安く抑えられます。
VIOの自己処理は、自分の好きなタイミングでできることもポイントです。アンダーヘアが気になったタイミングでVIOを自己処理すれば、デリケートゾーンを衛生的に保てるでしょう。
しかし、VIOの自己処理にはデメリットもあります。
VIOを自己処理するデメリット
・肌を傷つけやすい
一般的に、VIOの自己処理にはカミソリを使います。デリケートゾーンには自分からは見えにくい部分もあるため、処理中にカミソリで肌を傷つけることもあります。
・埋没毛が増えることがある
毛流れとは逆方向に剃るなど、間違った方法でVIOを自己処理すると、皮膚の中で毛が成長する埋没毛が増えることにあります。
・色素沈着を起こしやすい
カミソリで剃ると肌に強い刺激を与えることとなり、デリケートゾーンが黒ずんでしまう人もいます。
VIOの自己処理でアンダーヘアを整えることができても、埋没法や色素沈着などの肌トラブルが起きてしまう恐れがある点に注意しましょう。
2.VIOを自己処理する際の正しい手順
VIOの自己処理による肌トラブルを避けるためには、正しい手順でアンダーヘアを整えることが大切です。
デリケートゾーンであるVIO部分を自分でお手入れするときは、まず下記を用意しましょう。
VIOの自己処理で必要なもの
- タオル
- デリケートゾーン用のクリームまたはシェービングクリーム
- ハサミ
- カミソリまたは電気シェーバー
- 化粧水または乳液
必要なものを用意したら、下記の手順でVIOの自己処理を進めてください。
STEP①デリケートゾーンを温める
タオルを熱いお湯で濡らすか、濡れた状態で電子レンジで温めて、ホットタオルを作ります。ホットタオルは、人肌より熱いくらい温度にしてください。
ホットタオルを用意したら、自己処理する部分に当てましょう。
あらかじめデリケートゾーンを温めることで、毛を剃ったときの刺激が和らぎます。
STEP②ハサミで毛をカットする
アンダーヘアがふんわりと立ち上がるまでホットタオルで温めたら、デリケートゾーン用のクリームまたはシェービングクリームを自己処理する箇所に塗ります。
全体の毛量を減らすために、毛の長さが約2cmとなるようハサミでカットします。
STEP③シェービングする
カミソリまたは電気シェーバーを使って、アンダーヘアをシェービングしましょう。
シェービング時は、毛の流れに沿って、ゆっくりと優しく剃ることがポイントです。
アンダーヘアを残す場合は、おおよその形になるまで剃ってから細かい部分を処理すると、上手に形を整えることができます。
STEP④保湿する
自己処理した部分の肌はダメージを受けている状態です。肌荒れが起こらないようにするためには、しっかりと保湿する必要があります。
低刺激性の化粧水や乳液を塗り、シェービング後の肌を保湿してください。
デリケートゾーン専用のボディクリームを使ってもよいでしょう。
VIOを自己処理するのに最適なタイミングは、お風呂上がりです。お風呂上がりは肌や毛がやわらかく、剃りやすい状態となっています。
ただし、浴室は湿気が多く、雑菌が繁殖しやすいため、お風呂に入っているときに剃ることは避けましょう。なるべく風通しのよい場所で、VIOを自己処理してください。
3.上手にVIOを自己処理する3つのコツ
VIOをきれいに自己処理するためには、いくつかのコツを押さえることが重要です。
間違った方法でアンダーヘアを剃ると、肌を傷つけてしまい、埋没毛や色素沈着が起きる可能性があります。
ここからは、VIOを上手に自己処理するための3つのコツを紹介します。
3-1.電気シェーバーを使用する
VIOを自己処理するときは、カミソリではなく、電気シェーバーを使いましょう。
カミソリはドラッグストアやコンビニでも売っており、気軽に手に入れることができますが、VIOの自己処理には向いていません。カミソリを使うと、自分の目では見えづらい部分を誤って切ってしまったり、深剃りをして肌に余計な負担がかかってしまったりする恐れがあります。
その点、電気シェーバーは刃が肌に直接当たりにくく、カミソリと比べると安全です。肌に与える刺激を弱くしたいという人は、電気シェーバーの購入をおすすめします。
3-2.毛が生えている方向に沿って剃る
VIOのアンダーヘアを処理する際は、毛の流れに沿うように剃ってください。
毛が生えている向きとは逆の方向から剃ると、毛と一緒に肌まで引っ張られ、肌を傷つけてしまいます。また、埋没毛や黒ずみの原因になりかねません。
剃ったあとのデリケートゾーンをきれいに保つためにも、逆剃りはせず、毛が生えている方向を確かめながらシェービングしましょう。
3-3.毛周期に合わせて処理をする
毛周期に合わせてVIOを自己処理すると、アンダーヘアをスムーズに整えることができます。
毛には毛周期というサイクルがあり、毛周期は以下の3つに分かれています。
成長期 | 毛が成長して伸びる期間 |
---|---|
退行期 | 毛が抜け落ちる期間 |
休止期 | 次の毛が生えるまで発毛が停止する期間 |
上記の中で脱毛に適している期間は「成長期」です。一般的にデリケートゾーンの毛周期は4か月と言われているため、4か月ごとにVIOラインを自己処理するとよいでしょう。
4.VIOの処理をするなら医療脱毛クリニックの利用もおすすめ!
VIOの自己処理は、正しい手順やコツさえ押さえれば、ムダ毛を自分で手軽にお手入れできる方法です。しかし、VIOの毛を完璧になくすことは難しく、デリケートゾーンの肌をむやみに傷つけてしまう恐れがあります。
- 肌への刺激が少ない方法でVIO脱毛がしたい
- Vラインの形を整えて、Iライン・Oラインの毛を脱毛したい
- 頻繁にVIOを自分で処理することが面倒に感じる
上記に当てはまる場合は、医療脱毛がおすすめです。医療脱毛とは、主に美容クリニックで行われている、医療機器を使用した脱毛のことを指します。
医療脱毛は、脱毛サロン・脱毛エステの光脱毛やレーザー脱毛よりも高い効果が期待でき、自分ではなかなか剃ることが難しい箇所もきれいに処理してくれます。医療脱毛はVIO脱毛や部分脱毛のほか、全身脱毛にも対応しているため、脱毛のことなら何でも相談できると多くの女性に人気です。
VIOはデリケートな部位だからこそ、医師のカウンセリングも受けられる医療脱毛を利用しましょう。
まとめ
VIOを自己処理する人は多くいますが、間違った手順・剃り方だと、肌を傷つけてしまいます。肌トラブルを避けるためにも、毛の長さや毛周期を意識し、カミソリではなく電気シェーバーを使って処理しましょう。
しかし、VIOのアンダーヘアを自分だけできれいに剃ることは簡単ではありません。医療脱毛を利用すれば、自分では見えない部位も的確に処理してくれます。自己処理やエステサロンの脱毛に限界を感じた場合は、美容クリニックなどで行われている医療脱毛をぜひ検討しましょう。